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はり・きゅう・マッサージはどんな症状に効果があるの?

首や肩のコリ

国民生活基礎調査で、女性が感じている自覚症状の中で最も多いのが肩こりです。
肩こりといっても、実際には肩や肩甲間部の症状であったり、頚の症状であったりと様々です。
痛みを伴う場合もあれば、筋肉の緊張からくる違和感や不快感がある場合もあります。
最近では、社会のI T化にともなって、V D T症候群と呼ばれるパソコンやスマートフォン使用による目の疲れや姿勢の問題も多く見られます。
腕をよく使う仕事をされている方の筋疲労や、反対に、運動不足による頸や肩の血行不良の場合もあります。
また、ひどいものになると、頸椎や神経に問題があったり、心臓疾患などの内臓疾患に伴う関連痛や違和感の場合もあるので注意が必要です。
安静にしていても強い痛みがあったり、夜間、寝ている時に痛みがあったりする場合には、ひとまず医療機関へ受診してください。
首や肩のコリに対して、鍼灸やマッサージは、血流を改善し、筋緊張を緩和することができますので、ぜひご活用ください。

腰痛

国民生活基礎調査の中で、男性に最も多い症状が腰痛です。
そして、鍼灸マッサージを受ける患者さんの中で最も多い症状でもあります。
また、病院の診察や検査で原因が特定できる腰痛は約15%、原因が特定できない腰痛は約85%にものぼるといわれています。

原因が特定できる腰痛(15%)

椎間板ヘルニア 4~5%、脊柱管狭窄症 4~5%、圧迫骨折 4%
感染性脊椎炎や癌の脊椎転移 1%
大動脈瘤、尿路結石などの内臓疾患 1%未満

安静にしていても痛みが軽くならない、だんだん悪化する、熱を持っている、足がしびれたり、力が入らない、尿漏れがするなどの症状を伴っている場合は、放置せずに、早めに医療機関に受診して下さい。

原因が特定できない腰痛(85%)

腰痛は、ギックリ腰など急性のものから、慢性的な痛み、下肢にしびれをともなものなど様々です。

人間は進化の過程で、四足歩行から二足歩行になりました。重力に逆らい、約5㎏もある重い頭部をささえるため、腰部への負担はとても大きく、腰痛は人間の宿命ともいわれています。

普段の姿勢や日常の動作からくる腰痛もとても多いので、腰痛予防のため、普段から適度な運動やストレッチなどのセルフケアを行うこともとても大事です。
はり・きゅう・マッサージは腰痛の症状だけでなく、全身の健康状態にも気を配りアプローチしていきます。
腰痛でお困りの方は、ぜひ一度、はり・きゅう・マッサージ師にご相談されてはいかがでしょうか。

膝痛

はり・きゅう・マッサージを受ける方で、三番目に多いのが膝の痛みと言われています。

膝の痛みの原因は、運動などによるオーバーユース(使いすぎ)や、歳をつるにつれて起こる骨の変化によって引き起こされる痛み、外傷による痛みなど様々です。

打撲や転倒、足をくじいてしまったりした場合など、明らかに外傷と分かるもの、または、安静にしていてもうずいたり、夜間に起きてしまうほどの痛みがある場合、ひどく腫れる場合などはひとまず医療機関への受診をして下さい。

歳をとるにつれ骨の形が変化する場合があります。

この場合、立ち上がる時や立っている時、歩く時など、膝に体重がかかるときに痛みが出る時があります。

また、足の筋肉もおとろえてくるため、よけいに膝に負担がかかり、痛みが出ます。

膝痛改善には、足の筋力をつけることがとても重要になってきます。

はり・きゅう・マッサージを行うことで、痛みを緩和するだけでなく、足の血流を良くし、筋肉の柔軟性が高まるので、運動がしやすくなり、運動の効果が上がります。

また、はり・きゅう・マッサージは、筋肉の柔軟性を高め、筋肉疲労や関節への負担を軽減しますので、アスリートや運動をされる方のケガ予防やアフターケアにもとても有効です。

健康管理

「治未病」病にいたらずして治す
東洋医学には「治未病」という言葉があります。これは「病にいたらずして治す」病気になる前に治してしまおう、つまり病気にならないように予防しましょうという意味です。
東洋医学が「予防医学」とも言われるのはこの言葉からです。

身体は病気になる前に、いろいろな変化が現れます。
この変化を「身体の声」と考えると、この声はとても小さく、見落としたり、無視したりしがちです。
「なんか変だけどそのうち治るだろう」と思っていたら、治らずに、ひどくなり、病気になってしまったという経験が皆様にもあるのではないでしょうか?
東洋医学は、この小さな身体の声を聞き取り、病にいたらないよう、免疫をあげたり、自然治癒能力をあげたり、身体の不調を整えていくことができます。

身体のちょっとした不調が気になる方、健康管理・維持したい方は是非一度貼り・きゅう・マッサージ師にご相談されてはいかがでしょうか。

スポーツ

健康、趣味、アマチュアからアスリートまで

スポーツは、アスリートの方、健康のためにされている方、趣味として楽しんでいる方、少しレベルを上げて球技に参加されている方など、様々です。
また、サッカーや野球などのメジャーな競技から、あまり知られていない競技まで、多種多様な競技があります。
それぞれの目的や競技で、身体の使い方、使われる筋肉が違います。

筋肉を使いすぎたり、身体の使い方が悪かったりすると、怪我をしたり、パフォーマンスが落ちたりします。
スポーツはコンディショニングやアフターケアがとても大切になります。

はり・きゅう・マッサージによるコンディショニングやアフターケアは、筋肉の疲労を回復させたり、オーバーユース(使いすぎ)による傷害の予防にもなります。
スポーツを、安全安心に楽しんだり、パフォーマンスを高めるために、はり・きゅう・マッサージをとりいれてはいかがでしょうか。

介護

介護・介護予防 ~寝たきりにならないために~

2019年、65歳以上の人口は3500万人をこえ、そのうち要支援を含む要介護者の数は600万人をこえました。
高齢社会になっている現代、介護や介護予防の重要性が高まっています。

皆さんは、「ロコモティブシンドローム」(通称ロコモ)という言葉はご存知でしょうか?
ロコモとは運動器症候群のことで、体を動かす力がおとろえて、介護が必要になったり、寝たきりになってしまったり、またはそのリスクの高い状態になってしまうことです。

現在のロコモ人口は、予備軍も含めて、4700万人にのぼると言われています。
はり・きゅう・マッサージは、ロコモ予防になるほか、現在、介護を受けられている方にも効果のある施術です。

介護・介護予防におけるはり・きゅう・マッサージの効果

はり・きゅう・マッサージは、お医者さんの同意書をいただく事により、健康保険で受療する事も出来ます。
一度、はり・きゅう・マッサージ師にご相談されては如何でしょうか。

美容

健美一体

近年、美容を目的とした、鍼灸・マッサージが注目されるようになってきました。
多くの女優さんや芸能人の方々が、顔にたくさんの鍼を刺している顔写真を、インスタグラム等のS N Sにアップしているのを見かけるようになりました。
はりを直接お顔に刺す事によって、お顔のたるみ、シワ、シミ、肌質の改善が期待出来ます。

東洋医学には、身体の不調が顔に現れるという考え方があります。
身体が健康でないと、血液やリンパの循環が悪くなり、肌の状態は悪くなります。
身体が健康でないと、表情が曇ったり、眉間にシワがよったりと、美しさが曇ります。
身体の健康と美しさとは、健美一体なのです。
東洋医学は、お顔の美容鍼灸と、お身体の調子を整える鍼灸マッサージとを同時に行う事によって、健美一体で美容の一助を担っています。
最近では、美容を専門とした鍼灸院も増えてきています。
是非一度、体験されてみてはいかがでしょうか?

マタニティ

東洋医学は、昔から妊活中、妊娠中、出産後、様々な場面で活用されています。

妊活中の方のケア

鍼灸マッサージでは、「赤ちゃんが育まれる身体づくり」という考えのもと妊活中の方の身体の調子を整えていきます。
特に身体の「冷え」をお灸やマッサージで改善していく事によって、妊娠しやすい体づくりをしていきます。
また、近年、不妊治療で鍼灸マッサージを活用される方も増えてきているようです。

妊娠中のママのケア

妊娠中のママには様々な悩み事が出てくる事があります。
特に多い悩み事としては、「つわりや浮腫み」「肩こりや腰痛」「便秘・痔」などです。
妊娠中ですと痛み止めなどのお薬を使うことが難しく、症状が辛くても我慢して、気持ちが落ち込みマタニティブルーになる方もいらっしゃいます。
そんな悩みに、鍼灸マッサージは副作用もほとんどないので、安心して受けることができます。
また、「逆子」に対しても、鍼灸は、古くから行われています。

産後のママのケア

産後の身体は、体力も免疫力も低下しています。
それにともない、「首・肩のこり」「腰や背中が痛む」「冷えが気になる」「便秘と痔がある」「朝がすっきり起きられない」「尿漏れがある」などの悩みが出てくる事があります。
赤ちゃんを抱っこしていて、首や肩がこり、腰や背中にも痛みが・・・
夜泣きや夜の授乳で、ぐっすりと眠れない・・・
産後、身体が冷えて、なかなか温まらない・・・
そんな時、一度、鍼灸マッサージ師に相談されてみてはいかがでしょうか?

乳幼児のケア

小児はり

日本では古来より、「小児はり」と呼ばれる鍼の技法が行われてきました。
例えば、夜泣き、不機嫌、噛みつく、奇声などの小児神経症や、鼻炎、気管支喘息、便秘、下痢、てんかん、脳性麻痺、夜尿症などの病気に対して、「刺さない鍼」で施術を行います。
「刺さない鍼」は、てい鍼やローラー鍼といった刺さらないはりで、撫でるように心地よく行なっていきます。

ベビーマッサージ

ベビーマッサージには、スキンシップをしながら、赤ちゃんの健やかな成長を目的にお母さんやご家族が行なうものと、国家資格を持ったマッサージ師が特定の症状を目的に医療マッサージとして行なうものがあります。
お母さんやご家族によるベビーマッサージは、近年、広く普及してきています。
お母さんやご家族の温かい手で触れ、愛情をもってスキンシップをすることで、赤ちゃんが心身ともに安定する効果がみとめられています。
また、赤ちゃんとの信頼や絆をつくることにもつながり、お母さん自身にも、産後の精神的なストレスの解消や、ホルモンのバランスが安定する効果があります。
特定の症状を目的にマッサージを行う場合、解剖学、生理学、運動学、病理学、リハビリテーション医学、心理学など専門的な知識が必要になります。
赤ちゃんの肌は非常に敏感で、また皮膚以外にも筋肉、関節、骨などへの刺激を通じて脳や免疫系にもさまざまな反応が現れます。
施術としてマッサージを行う場合には、国家資格を取得しているあん摩マッサージ指圧師かどうか確認の上ご相談ください。