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職能団体としての役割

職能団体としての役割

職能団体という言葉を聞いたことがありますでしょうか?
職能団体とは、医療などの専門的な資格を持つ専門職らが、自分達の専門性の維持・向上や、専門職としての待遇や利益を保持・改善するための組織といわれています。

千葉県鍼灸マッサージ師会は、公益法人であり、この職能団体にあたります。

医師には国レベルで「日本医師会」があり、地方組織として「千葉県医師会」、弁護士には「日本弁護士連合会」があり、「千葉県弁護士会」があるように、鍼灸マッサージ師にも、国レベルで「全日本鍼灸マッサージ師会」があり、地方組織として「千葉県鍼灸マッサージ師会」があります。

職能団体の役割として、「はり師」「きゅう師」「あん摩マッサージ指圧師」の資格を有する従事者の専門性を高めるための活動と共に、待遇や利益の保持・改善をすることを目的とした活動を行っています。

専門性を高めるための活動の一環として、学術研修会の開催や、会報、広報誌などの発行を通して、会員同士の交流なども実施することで、業界の輪を広げ、専門職従事者の絆を深めることも行っています。

そして、国や行政に対して、鍼灸マッサージ師の待遇や利益の改善要望を行っています。

古くから鍼灸マッサージは、日本国民に愛され、西洋医学が現代医学の中心となる以前の国民医療を大きく担っている時期がありました。
しかし、現代の日本国内における鍼灸マッサージ業界は低迷しており、鍼灸に関しては、国民の受療率は6%とも言われております。また、あん摩マッサージ指圧に関しては、制度や教育環境の不備により無資格者がはびこる状況が続いております。

これらを改善するためには、全国で就業している約10万人の鍼灸マッサージ師の協力が不可欠であり、業界7団体(※あはき等法推進協議会)が一体となって国や行政に働きかけていかなければなりません。

千葉県鍼灸マッサージ師会は、千葉県や各市町村などの行政機関、また医師会や看護協会などの他の職能団体とも協力を行いながら、「はり師」「きゅう師」「あん摩マッサージ指圧師」の待遇や利益の保持・改善を要望していきます。

※あはき等法推進協議会とは
(公社)全日本鍼灸マッサージ師会、(公社)日本鍼灸師会、(公社)日本あん摩マッサージ指圧師会、(社福)日本盲人会連合、(公社)全国病院理学療法協会、(公社)東洋療法学校協会、日本理療科教員連盟の7団体で構成される協議会