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ブログ

【ご挨拶】会長 川端隆治

ご挨拶と、これから歩んでいく道について

季節の空気が少しずつ変わり、朝夕の風に冬の気配を感じるようになりました。
皆さま、お変わりなくお過ごしでしょうか。
日頃より千葉県鍼灸マッサージ師会の活動をあたたかく見守ってくださり、心から感謝申し上げます。
このたび、私を含め各理事の思いや活動内容を、ブログという形で少しずつお届けしていくことにしました。
普段はなかなか言葉にできないことや、会として大切にしている姿勢を、より“素直な気持ち”で綴っていけたらと思っています。

会のことを、もっと身近に感じてほしくて

ブログを始めようと思ったのは、千葉県鍼灸マッサージ師会のことを、もっと多くの方に知ってほしいという気持ちからです。
現場で働く鍼灸マッサージ師の皆さんは、いつも誠実で、一人ひとりの患者様と真摯に向き合っています。
しかし、そんな頑張りに反して、生活面で苦労していたり、将来に不安を感じている方も決して少なくありません。
「安心して働ける環境をつくりたい」
「この仕事を選んでよかったと思える未来を一緒につくりたい」
そんな想いを、これからもしっかり形にしていくために、まずは“知ってもらう”ことが大切だと感じています。

鍼灸マッサージの魅力を、もっと県民にも医療にも

鍼灸やマッサージの良さは、人の体だけでなく“心”にもそっと寄り添えるところにあります。
でもその価値が、社会全体に十分に伝わっているとはまだ言えないのが現状です。
医療の現場でも、私たちの専門職はまだ輪の外側にいるような感覚が残っています。
本来であれば、もっと地域医療の一員として関わることができるはず。
だからこそ私は、県民の皆さまへの啓蒙活動や、医師・看護師・リハビリ職の方々との連携を、着実に深めていきたいと思っています。
「困ったときに思い出してもらえる存在になる」
そんなシンプルだけど大切な位置づけを、丁寧に築いていきたいのです。

団体同士が“敵”でも“無関心”でもなく“仲間”になれる未来へ

鍼灸マッサージの関連団体は全国にたくさんあります。
それぞれの方針や想いがあるのは素晴らしいことですが、バラバラのままでは行政や政治に対して大きな声を届けるのが難しい場面もあります。
だからこそ私は、団体同士が歩み寄り、「業界全体としての力」をつくる未来を強く願っています。
対立ではなく協力へ。
主張を押し付けるのではなく、お互いを尊重しながら前に進む。
そんな関係づくりを、丁寧に時間をかけて実現していきたいと思っています。

視覚障害者の方々へ、今まで以上の寄り添いを

この業界を支えてきてくださった視覚障害者の方々へのサポートも、これまで以上に大切にしていきます。
千葉県視覚障害者協会や千葉盲学校と連携し、「学びやすい」「働きやすい」「相談しやすい」そんな環境を広げていきたいと考えています。
困ったとき、悩んだとき、“気軽に声をかけられる場所”を守り、育てていきたいのです。

さいごに

このブログでは、普段の活動では伝えきれない想いや、日常の小さな気づきも交えながら、少しずつお話していきます。
読んでくださる皆さまとの距離が、ほんの少しでも近くなるような、そんな場所にできたら嬉しく思います。
どうぞこれからも、あたたかく見守っていただければ幸いです。
今後ともよろしくお願いいたします。